今回は排煙口と排煙ダンパーの更新工事をご紹介します。
該当物件は築40年以上のビルです。
中々の年代物の排煙口と排煙ダンパーはワイヤー式の手動起動でしたが、更新にあたり
手動式から電動式に変えることになりました。
電気工事
電動起動や復帰にする場合、起動電力が必要です。
専用ブレーカーから機器へ配線します。
次に現地のダンパーと排煙口パネルの取替工事です。
天井内は比較的アプローチし易い位置にダクトがありました。
排煙ダンパー取替
ダクト間を切断して新規機器を取付けます。
取外してフランジ加工取付け
排煙口取替
排煙ダンパー同様、排煙口パネルもとりかえました。
既存機器を外したところ。
左が今回取り替える機器で右が古い機器。
メーカーは同じですが、開放の状態が昔とは随分と変化しているのが分かります。
手動起動装置取替
起動装置の取替です。
ワイヤー式はワイヤーが年々摩耗劣化して不作動になるパターンが多いです。
ワイヤーの代わりに電線を引き直します。
排煙ダンパー、排煙口共に同じ開放装置を取替ました。
非常時には真中の赤いボタンで動作します。
結線も終り、無事工事完了です。
作動試験の実施
排煙ダンパー、排煙口共に動作と復帰も良好でした。
機器も新しくなって、メンテナンス性もアップ!
復帰も電動で行えるのでオススメです。
手動起動から電動に切り替えを検討されている方は参考にどうぞ。